ユンヌ プティット ファミーユ 〜ちっちゃなかぞく〜

*****チェロ弾きの彼と4歳マル、1歳ルルとのベルギー→フランスでの日々を綴ります*******暮らし、食、本、自然、花、rose、芸術…

Brocante 。

朝から外が何やら騒がしく、窓から覗いて見ると「brocante /フリーマーケット」が開かれていました。

アパルトマンの前の道ず〜っとに、両脇ズラリとお店?が並んでいます。

普段日曜日はお休みの飲食店や食品店も、1日マルシェになっています。

 

毎年開かれているこのbrocante ですが、この時期毎年彼の実家に帰っていたので、最初で最後に見るアパルトマン前のbrocanteです。

 

今日はマルと2人きりだったので、これはちょうど良いお出かけ場所。

お昼から出かけてみました。

最初は物の多さと人の多さ、マルと所持物に気を配っているため、なんだか落ち着いて物も見られず。しばらく歩くと、だんだん慣れてきて、最終的にマルのティーシャツ2枚買うことにも成功。

 

よく見るといろんなおもしろいものや素敵なものがあるんです。

本当は、木でできた馬の形をした子ども用の乗り物が欲しかったのですが、さすがに重そうで断念。

 

結局ティーシャツ2枚、1ユーロの出費でした。

 

子どもが遊べるように、空気でできたトランポリンもあり、マルも喜んで跳ね回っていました。

f:id:magnoliask:20180625014849j:plain

la mer。

海。

以前から彼が連れて行ってくれると言っていた海。

ブリュッセルでゆっくりできる最後の土曜日の今日、お天気もちょうどよく、行って来ました。

 

本当は、フランスにぎりぎり近いベルギーの海へ連れて行ってくれる予定が、彼がうっかり道をとばして、ベルギーにぎりぎり近いフランスの海へ。

「Bray-Dunes」というところです。

 

マルもサングラスをして。

f:id:magnoliask:20180624065022j:plain

浜辺ではすでに水着姿の人たち。

さすがにまだ泳いでいる人はいませんでしたが、日光浴。

それから、凧を上げている人がたくさんいました。

f:id:magnoliask:20180624065140j:plain

子どもの遊び場所もあり、1時間6ユーロ。

マルもたくさん遊びました。が、砂に慣れていないマルは最初は手にくっつく砂をしきりに払っていました。しばらくすると慣れていました。

f:id:magnoliask:20180624065349j:plain

最後は、彼とマルは波打ち際まで行き、足を波に浸していましたが、

私は寒くてそこまで辿り着けず。そんな二人を遠くから眺めていました。

 

マルは帰路の車中はぐっすりシエスタ(お昼寝)。

 

明日日曜日は彼はコンサート。

マルとお留守番の予定です。

 

私事ですが、水曜日にフランス語の試験全部が終了し、ほっと一息ついています。

これからは引っ越し準備にちょっとずつとりかかります~

来週一週間はなんだかぎゅうぎゅう詰めになりそうです。

 

 

Tartiflette 。

アップしたくてできていなかった写真を…

 

タルティフレット。フランス、サヴォワ地方の郷土料理。

彼の実家ヴォージュ地方のチーズも合わせて、メランジュ郷土料理の一品を彼が作ってくれたのは、数週間前のこと。

 

じゃがいも、すごい量のチーズ、生クリーム、ベーコン、といかにも濃そうな一品ですが、濃いです😀でもさっぱりサラダと合わせると気づいたらたくさん食べてたりします。

 

オーブンで焼く前。じゃがいもとチーズが層になっています。

f:id:magnoliask:20180618234935j:plain

焼いた後。

f:id:magnoliask:20180618235014j:plain

この日は日本人の友だちも来てくれていて、彼女も満足の一品でした✨

 

最近。

ワールドカップ、盛り上がってますね⚽️

 

練習のため、土曜日からチェリストの友人が来ていて、アパルトマンに水曜日朝までステイです。

 

土曜日はアパルトマンで練習があったので、練習後、仲間、友人たちと食事をすることに。マル含め8人なので、手巻き寿司にしました。

思えば、フランス人2人、ブラジル人、スペイン人、ポルトガル人、イタリア人、日本人の私と日仏混合マル。国籍豊か?

 

なんと、ピアニストの友人が「シメサバ」を作って持って来てくれました!

その彼は、蕎麦の手打ちも試したけど、難しかったと言っていました。

私のパートナーもそうですが、料理好きなミュージシャン男子が多いです。しかも料理する時は結構こだわりもあり。

 

今日日曜日夜は、日本人の友人を招いて一緒に食事しました。

ちょうどワールドカップブラジル戦があったので、それも観戦しつつ。(私が集中して見たのは最後の10分ですが…)

彼女は明後日から日本に一時帰国、私たちは引っ越しするので、今度はいつ会えるのかしら。

 

結局、ブリュッセルで観光はほぼしませんでしたが、こうして友人たちと過ごせた時間があるのでありがたいですね。

 

金曜日のコンサートで彼が受け取ったお花。

とっていい香りがしています。

f:id:magnoliask:20180618084139j:plain

f:id:magnoliask:20180618084140j:plain

 

森でデザート。

彼が半日時間があり、久しぶりにカンブルの森へ行きました。

今週末はまるまる練習でいないので、今日が日曜とも。

 

お天気もちょうど良く、池には水鳥がたくさん!

いつだったか、ここでガチョウがカモをいじめていたことを思い出しました。

今日はみんな穏やかに過ごしていました。

 

そして、森にあるブラッスリーでデザートを。お店でデザート、いつぶりでしょう〜思い出せない…徳島では、お友達や母とよくカフェに行っていたな、と懐かしいです。

 

彼は、「ダム・ブランシュ」というパフェを、私は「ミカド」と名のついたワッフルにしました。かわいいワッフル💕真ん中はバニラアイスクリーム、バラのよう。チョコレートソースと生クリーム付きです。マルは彼の膝の上で、両方の味見をしていました。まだまだ甘えん坊のマル。

f:id:magnoliask:20180616020427j:plain

この後彼はコンサートへ出かけて行きました。

貴重な時間をありがとう✨

 

 

ついでに最近お家で食べたデザートは。

先日マルに頼まれて作ったパンケーキ。とてもシンプル。

f:id:magnoliask:20180616021023j:plain

 

ミルクチョコレートでコーティングされたのは「le merveilleux 」、こちらは「l’incroyable (信じられない)」という名のついたケーキです。値段も良心的。

f:id:magnoliask:20180616021551j:plain

箱もかわいいのです😍ここお店のブリオッシュは最高に美味でした。

f:id:magnoliask:20180616021649j:plain

 

 

お疲れ様でした!!!

先日水曜日、彼の最終実技試験が終わりました。

これまで本当にいろいろと頑張ってきた彼に、心からお疲れ様を伝えたいです。

 

当日お祝いしたかったのですが、私もフランス語の筆記試験があり余裕がありませんでした。(冷蔵庫も空っぽ…)

 すると、筆記試験終了後に彼からメッセージが。

「クスクス。友達の絶対命令の招待。断ること不可能。来てね。」

 彼のチュニジア人の友達がクスクスを作るので是非おいでとのこと。

クスクスはアルジェリア、モロッコ、チュニジアをはじめとする地域の食べ物です。

 試験後20時半クタクタでしたが、力を振り絞って伺うことにしました。

今月14日までラマダン(イスラム教の断食)中ですので、彼らが食事を始めるのは日が落ちてからだそうです。

 

その家に向かう途中。

彼が駅まで迎えに来てくれて、ふたりで向かっていました。

すると花売りのおばあさんがやってきて、私たちはいらないと断ったのに、いち輪の花を私に無理やり押し付けて「贈り物、美しい」と言いながら、さらに彼に私にビズ(軽いほっぺたのチュウ、もともとは挨拶)をしろと言い、そしてなんだかいろいろ褒めたたえた後で、「小銭ちょうだい」と。

その間に、に輪、さん輪と花を渡してきます。

彼が仕方なく小銭を渡すと、本当に少ない小銭しかなかったので、おばあさんは不満そうに私に渡したに輪、さん輪めの花を取り返し去って行きました。

しかもその花たちは半分枯れかかっていました。

あっけにとられましたが、彼とふたりで「つわものだね」と思わず感心してしまいました。

 

さて、頂いたクスクス。最高においしかったです。

料理好きな彼ら。(ミュージシャン達ですが)

そしてみんな本当に優しい。マルも彼らのことが大好きです。

本当に感謝です。

 

ところで、試験が終わると彼も少しは時間ができるのかとちょっぴり期待していたのですが、そんな暇はなさそうです。週末含め練習やコンサートでみっちり。

私も来週はまだフランス語口頭試験がふたつあります。

あ~無事に引っ越しが終わりますように。

7月1日引っ越し予定です。

 

とにもかくにも、本当に本当にお疲れ様でした✨✨✨

f:id:magnoliask:20180615070946j:plain

 

 

ブリュッセルの思い出。

残すところ僅かとなったブリュッセル生活。

私事ですが、思い出を少しずつ書き留めておこうかと思います。

 

初めて私がブリュッセルに着いたのは、2015年1月初旬です。

その2週間前に彼が日本に来てくれて、日本で一緒に家族、友人と過ごし、そして一緒にブッリュッセルへ発ちました。

 

そう、空港へ向かう際、途中で家に小さなスーツケースを忘れたことに気づき…家にいたお義姉さんが車を走らせ持って来てくれました。お義姉さん、改めましてありがとう。

 

さて、夜に着いたブリュッセル。

キラキラ輝くグラン・プラスを二人でスーツケースを引きながら歩いたのはいい思い出です。(ちょっとロマンチック)でも、石畳はスーツケースには向いてないな~と実感も。

 

にしても、体調がよろしくない。

空港に着いてから、血圧が下がった感じを覚え、それからしばらくもどうも体調がすぐれず。ブリュッセルが肌に合わないのかも!?などと思っていたら。

 

べべちゃんがおなかにいました。

 

今も彼と時々話するのが、べべちゃんがこの時いなかったら、私は日本に帰ってただろうね~ということ。

 

というのが、

「滞在許可証」を取得することが大変だったこと!!!

 

前職の務め先のおかげで、ブリュッセルで働ける可能性があったものの、働くにはまず滞在許可証が必要とのこと。労働ビザを会社さんが取得するのも大変なので。

 

当初はブリュッセルの中心部に住んでいたので、ブリュッセル区役所へ行くことになります。この区役所が…外国人に対して手厳しい。

さむ~い冬の朝7時前から建物の外に並びます。すでに行列ができています。

やっと建物の中に通されるのが、確か8時半くらいだったかと思います。

中でさらに2時間待って、ようやく窓口へ。そして窓口へ行くと、突き返されるかのような返答、5分で終了。とほほ、涙

また翌日出直して同じことの繰り返し。

 

しかも、ブリュッセル入国の際に、パスポートに押してくれたスタンプの期日が間違っていまして。それを修正してもらうために、別の役所へも赴かねばならず。

 

ほとほと心身にこたる日々でした。

 

そのうち、友人から「同棲ビザ」なるものがあることを聞きました。

このビザを取得すれば、「滞在許可証」を得ることができます。

同じ区役所でも「同棲ビザ」申請窓口は別で、また、スムーズでした。

 

けれども、最終的にこの「同棲ビザ」を取得した上で、「滞在許可証」を取得するまでに結局ほぼ1年かかりました。

 

「同棲ビザ」取得に必要があり、6月中旬に引っ越ししたこと。

7、8月はブリュッセルにいなかったこと。

(申請中は国から追い出されることはありません)

そして最終「滞在許可書」を手にしたのが2016年2月。

 

これらの手続きに関して、引っ越ししてラッキーだったのが、引っ越した地域の管轄区役所がとってもスムーズで(ほとんど待ち人おらず)、役所の人もとっても感じが良かったことです。

 

なお、ビザ取得までにはこちらで保険にも入れず、ようやく保険に加入できたのが、べべちゃん出産数週間前でした。出産前に加入できて良かった!

 

このような、なんだか宙ぶらりんな状態でしたので、べべちゃんがおなかにいてくれることが本当に支えでした。精神的にサバイバルな日々でした。

 

2015年10月にべべちゃんを出産。

 

べべちゃん出産2週間後、彼のお母さんがブリュッセルに来てくれたのですが、

フランスの海へ一泊で旅行へ行こう!と。内心、げげっと思いましたが、彼も乗り気になっていたので、行きました。

生後2週間、強風の浜辺に置かれるべべちゃん。これまた内心、なんてことをっ!と思いましたが、それを見て嬉しそうに写真を撮り始めた彼のお母さん。

f:id:magnoliask:20180608074143j:plain

あー。なんだかたくましく生きていける気がする、と思った時でした。

 

そして現在に至ります。